34.この命、何に?
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先週末、岩本悠くんの講演会に行ってきました。「岩本悠くん」というのは、若干24歳の青年で、以前からの知り合いでもないのですが、皆さんが「悠くん」と呼ぶので、私も「悠くん」と呼んでしまいます。
この人は、かなりスゴイです。やることがぶっ飛んでいます。大学在学中に、アジア・アフリカ20カ国を渡り歩いて、開発援助活動に取り組み、その経験を本にして出版されています。インドでは死体を焼くお手伝いをしたそうです。マザーテレサの「死を待つ人の家」で死に逝く人のマッサージをしたそうです。アフガニスタン大使館にアポなしで出かけ、アフガニスタンに学校を作る話をとりつけてくるような人です。逮捕されたり、路上生活を送ったりしたこともあるらしい(?)。
噂に聞いていた「スゴイ人 悠くん」は、実際に会ってみると、とても気さくで始終ニコニコしている青年です。とても自然体です。気負いがありません。この人には、「こんなことしていいんだろうか」とか「そんなことできるわけない」とかいうひっかかりが全くないようです。「やる」と決めたことを、ただ、しっかり「やっている」人です。
私たちは、すぐ、「常識で考えたら・・・」とか「普通は・・・」などという言葉を使って行動を止めます。悠くんのお話を聴いていると、「私たちの言う常識っていったい何よ?」、「私たちは何をもって普通と言ってんのよ?」という気持ちになってきます。
「命って何だ? 自分の生きている時間。じゃぁ、この時間を何に使うのか? 何のためにこの命を使うのか? 生まれてきたから生きる、のではなくて、持っているこの命を何に使うのか?」 悠くんが体験によって得たこの言葉は胸を打ちます。
「命を使う」 まさに「使命」ですね。
悠くんの著書『流学日記』の中で、私が特に好きな言葉です。
「挑戦しないやつは失敗しない
そして
失敗しないやつは成功しない」
今、この瞬間も、消えていく自分の時間、命があります。うだうだ、ごちゃごちゃと「できない理由」を言っている暇は私たちにはなさそうです。