83.「ビビビ!」ときたこと
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先週、無事、『PHPコーチング・カンファレンス』が終わりました。総合司会は、「携帯電話の電源OFFにしてくださ~い」などと言うだけなのですが、意外と神経使います。ステージ裏の暗闇では、なかなか各々の方のお話に集中できず、聞き逃したいいお話がいっぱいあったことは本当に残念です。しかしながら、このような悪条件の中でも、私の耳に届いて、「ビビビ!」ときたことをいくつかご報告させていただきます。
富士通株式会社の企業内専任コーチの斎藤豊さん(ビジネスコーチ養成講座で同期でした)のお言葉:
「会社にコーチングを導入しようとか、普及しようとか思うのだったら、まず自分がコーチをつけてください。自分自身がコーチングの良さも実感できないで、コーチングは社内に浸透できません。コーチングできるようにはなりません」
そうだ、そうだ!まったくだ! 舞台裏で一人拍手喝采。 「コーチングできるようになりたい」と言ってセミナーを受けまくる人たちは多いけど、コーチをつける人はたしかに少ない。まずは、自分自身でコーチングを体験しないと。
福助株式会社をわずか1年余りで再建された藤巻幸夫さんのお話:
「企業人である前に人間であれ。役割だけでつきあっていてもうまくいかない。私は、むちゃくちゃコミュニケーションを取ることに力を入れている。お世話になった人には、すぐメールを送る、電話をし、FAXをして、ハガキを送る、電報を送る。とにかくあらゆる手段でコミュニケーションをとりまくる」
おお、スゴイ!このお話を聴いていたPHPのスタッフ鈴木さんが、カンファレンス終了後、間髪入れずに、藤巻さんに電報を送っていた。これまたスゴイ!
フロアからの質問:「リーダーとしてのポテンシャルがないと思われる人でもリーダーとして育てることができるのか、最近疑問を感じるがどうでしょうか?」
これに対する本間正人コーチのお答え:
「『育てられますか?』と訊かれると『育てられます』と私は答えます。『できるでしょうか?』と訊かれると『できないでしょう』と答えます」
う~ん、すばらしい!明快!共感! その人自身が「できない」と思っていたら、その時点でもう「できない」のだと私も思います。爽快なお答えでした。さすが!
まだまだ名言はたくさんたくさんあったと思いますが、以上が、今回の私の「感動」でした。