コーチ石川の感動日記

121.こんな仕事がしたい

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 今年は北海道も暑い夏でした。その熱さに拍車をかけたのが、夏の甲子園、駒大苫小牧高校の活躍でした。8月は7月より北海道にいることが多かったのですが、大事な決勝戦の日を私は東京で迎えていました。
「こんな日に、北海道の地にいて、道民一体となって応援しなくていいのか?!」
道民歴浅い私でもそんな気持ちになりました。

 夕方、研修室を出てから知らされました。「勝負がつかず、再試合だそうですよ」。
ありがとう!私のために、明日もう1回、決勝戦をしてくれるのね。再試合は、最後までテレビにはりついて見届けました。9回に中沢君が2ランを打って1点差に迫ったときは、鳥肌が立ちました。君たちはまだあきらめないのか?! 最後はもう感動で号泣です。もう十分です。よくがんばった。準優勝おめでとう。感動ありがとう。

 3回戦、青森山田戦、私がテレビをつけたときは、7-1で負けていました。この数字だけを見たとき、誰しもが思ったでしょう。「今年は負けたね」。誰もが不可能だと思える6点差を逆転して勝っていく選手たちから、何も感じなかった人はいなかったと思います。

 「北海道の高校は甲子園で勝てない」。北海道民560万のこの意識を、この数年で、駒苫の選手たちは根こそぎ変革しました。「北海道の高校は強い」。今は誰もがそう思って、テレビを観ています。私もこういう仕事をしてみたいと思います。自分の仕事を通して、より多くの人の、それこそ万の単位の人の枠組みを変える仕事です。

 研修やコーチングの仕事を通して、つくづく感じます。自分の価値、能力に気付いていない人が多すぎる。「自分にはできない」、「自信がない」、「難しい」、「無理」。それは本当ですか? 本当に本当~にできないことですか? 人は本来、無限の可能性を持った存在です。自分がやりたいと思ったことは必ずやれる力を持って生まれてきています。あなたのお財布の中には、もともとものすごい大金が詰まっています。なのに、なぜ、確かめもしないで、「お金がないから使えない」と思ってしまうのですか? せっかく持っているのに、使わないともったいないでしょ。せっかく持っている力を発揮しないともったいないでしょ。このことを「自分にはできない」と思っている万の単位の人に伝えたい。そのために今日の私の仕事があります。

 今回、出版したDVDにはそんな想いを込めました。同じ想いを共有してくださった丸山陽子社長のメッセージと共に、より多くの方の意識に届くことを意図しています。

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