コーチ石川の感動日記

129.書いてくれてありがとう

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 書店に私の本が並び始めて2週間がたちました。先日、初めて、札幌市内の某書店で自分の本と対面しました。
「あ、これ、うちにあるのと一緒だ」(←当たり前だろ!)

 出版に至るまでには、いろんな障害がありました。「よし!ついに出版だ!」となってから、書き直し→延期→延期→振り出しに戻る、こんなことの繰り返しでした。出版に向かって試行錯誤を繰り返している間、私は「いつか書店で自分の本を見たらゼッタイに泣くだろうな」と思っていました。が、意外と淡白で拍子抜けでした。
「もっと、じぃ~んと感動しようよ!ここは、涙ぐむところでしょ!」と呼びかけているもう一人の自分がいるぐらいでした。

 一方で、早々に、読んでくださった皆様からのメール、お電話を続々といただいた2週間でした。
「感動しました。熱くなっている自分がいます」
「子どもに対してだけではなく、自分自身の生き方を振り返りました」
などのあたたかいメッセージを前にして、泣いている私がいます。読んでくださった皆様が、各々の立場で、各々が直面している状況に照らし合わせながら、受けとめ、感銘を受けてくださったことが伝わってきて、一つひとつに感動と感謝の気持ちでいっぱいでした。

 学校の先生、子育てをなさっているお父さん、お母さんのほかに、就職活動中の学生さんも読んでくださっているようです。私が意図していなかった分野で、この本を広くご紹介いただけていることに、驚きとともに感謝がわいてきます。

 いただくお言葉の中のいくつかに、
「この本を書いてくれてありがとう」
「石川さんの夢を叶えてくれてありがとう」
というメッセージがありました。伝えてくださったのは一人や二人ではないのです。何か、不思議な言葉ですよね。私が、自分自身のやりたいことをやって、実現させたことに対して、「ありがとう」を言ってもらえるなんて!「おめでとう」はわかるけど、「ありがとう」だなんて。
あ!これって、もしかして、ファイターズが優勝した時の気持ちと同じなのでしょうか?
「優勝おめでとう。感動ありがとう」 こんな感じ?

 誰かを力づけるために「何かをしてあげよう」ということよりも、「自分が自分の夢を成し遂げること」。このことの方が、もしかしたら、ずっと人を力づけるのではないだろうか。そんなことを思ったこの2週間でした。

 多くの人を力づけること。これが私のミッションだと思っています。きっと、私自身が次の夢に向かうことが、より多くの人の力づけになるのでしょう。そう信じて、また前進しようと思います。
読んでくださった皆様、心から御礼申し上げます。

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