コーチ石川の感動日記

131.額縁を変えてみる

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まるで外国!雨に煙る2月の福岡:玄界灘

あっという間に2月も終わっていきます。本を出版したことで、今年はすでに半年分ぐらいの体験をしたかのように周りでいろんなことが起こっています。新しい出会い、新しいチャレンジ、めまぐるしい毎日です。

 連日いただく、本の感想や実際の体験メール。一つひとつを読んでお返事を書くという時間が今年は新たに加わりました。時間はかかりますが、エネルギーをいただけます。ありがたいことです。たくさんの事例が私の元に寄せられます。私だけではもったいないので、ご許可をいただいて、こちらでもご紹介することにいたしましょう。

 いつも貴重なご意見をいただける小学校の先生から、楽しいネタをご提供いただきました。

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今日も補欠で3時間目から教室に入りました。
まあまあよくしゃべる男子1名。
「いいかげんにせんか~い」と思いそうになった時、、、
「なんて楽しい子なんだろう」
これでOK。腹立ちは霧のごとく・・・

算数のプリントも漢字の練習も「めんどくせーーーー」、「やりたくねーーーーー」とうるさい男子出現!でね、「なんて素直に自分の気持ちを表現できる子なんだろう」これでOK。感心さえしてしまう。笑

ちなみにリフレイミングした後、
「やりたくないんだ~、めんどくさいんだ~、で、それから?」
「ない」
「じゃ、やろうか」
会話は以上。
「やりたくなくても、めんどうくさくても2枚のプリントができたんだね」
「やりたくなくても、めんどくさくても漢字の練習をノート1頁やったんだね」
伝えたのは事実のみ。
でも彼はとてもとても満足そうでした。めでたしめでたし。

「○○君、~しちゃだめ」「△△さん、~しなよ」
次から次へと、教室の端に座っていながら教室中ぐるりと見まし、大きな声で注意する。
「人のことはいいからおまえがやれよ~」を飲み込んで
「なんて細かいところも見てあげることができるんだろう」
これでOK。「ごめんね、先生のかわりしてもらって~。でも、先生が注意するからね~。自分のことやってていいんだよ~」

リフレイミング、たしかに問題解決にはならないけれど、冷静に問題解決にあたれます!
こういうことっていろんな場面でたくさんあるんじゃないかな~。

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※リフレイミング・・・フレイム(額縁)を差し替えて見る。
同じ絵や写真でも額縁を変えると、ぐっと引き立ったり、逆に、くすんで見えたりしますよね。子どもたちをどんな額縁に入れて見てみるかによって、自分のストレスが消えることもあるようです。すると、相手も!

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