132.この子を信じる
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札幌も今年は雪が少ないとはいえ、やはり北海道は北海道です。本州を往復していますと、季節の違いを一番実感するのが、春待ち遠しいこの時期です。
先日、コーチング講座で出会いましたKさんからこんなステキなメールをいただきました。ご了承をいただきましたので、おすそ分けです。
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昨日、浪人中の長男が二次試験と関係の無い勉強をしていたので、「何故、今、世界史するの?」と問い掛けた事から色々と話をしました。たぶん、主人や祖父母が聞いたら、世間一般常識的な考えとあまりにもかけ離れた考えに、卒倒してしまうような、内容でした。
石川さんの「感動日記」を読んでいたので、『この子を信じる』と心に決めて、「どうしたら」などと聴くように心掛けてみました。「中学時代までは、周囲の人と『なにか違和感』を感じていて、高校にいってから『自分は、みんなとは異質だ』と思うようになった」と話してきました。そんな事を中心にしばらく「思い」を聴き、私の体験・考えを話し、「あなたなら、これからきっと、同質と思える人と出会えるよ」と伝えました。
言葉少なく、照れ屋の長男が「さすが、人生50年も生きていると、いい事言うね」と言ってくれました。彼から、そんな事言ってもらえると思いませんでした。その言葉は、わたしにとって子供からの最高の贈り物でした。とても、嬉しかったです。(わたしは、まだ47歳ですが)
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Kさんは、まさにこれから「コーチになろう」と決意されたところです。コーチングを本格的に学ぶ前のKさんですが、すでにすばらしいコーチであると私は感じます。
私が、新しい出版物を出すたびに、メディアに取り上げていただくたびに、母がお祝いの携帯メールや電話をくれます。この歳(?)になっても、何が一番嬉しいって、親から認めてもらえた時が一番嬉しいと思えます。母からのメールは何度も何度も読み返します。見ていてくれる。わかっていてくれる。そう実感できる親の存在は本当に大きいと思わされます。
身内のコーチングは一番難しいと言われます。でも、この人に信じてもらえなかったら、誰に信じてもらえないことよりツライ。この人に認めてもらえなかったら、誰に認めてもらっても何か足りない。それが「自分の親なのかな」と、この歳になってようやく思います。
Kさん、すばらしい体験談をありがとうございました!