コーチ石川の感動日記

142.始まる前から

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 気がつくと9月になっていました。“今年は『感動日記』執筆の時間が取れるようなスケジューリングをするぞ~!”との決意もむなしく日付は変わっていきます。

 コーチングのご依頼をいただいた方とは、実際のコーチングに入る前に「オリエンテーション」という時間を持つことにしています。電話コーチングご希望の方であってもよほどの理由がない限り、このオリエンテーションは面談で行います。いわば、コーチとクライアントのお見合いみたいなものでしょうか。

“コーチングを受けたいと思われた理由は何ですか?”
私のオリエンテーションは、判で押したようにここから始まります。
「え?! へ?! いやぁ~、なんとなく。。。受けてみたいな、と・・・」
これから自分の大切な時間(=寿命)とお金を使う人とはとても思えないようなしどろもどろなお答えが返ってくることも実はしばしばです。
かくいう私も最初はこんな感じだったかもしれません。

“コーチングを3ヶ月間受けていただいて、3ヵ月後、どうなっていたいですか?”
「え?! へ?! 3ヵ月後?ですか・・・? う~ん。。。」
“3ヵ月後、これができていたら、コーチングに投資した甲斐があると思えることって、何でしょう?”
「はぁ。。。」

 オリエンテーションで「やっぱりコーチングを受ける!」という決意をされると、だいたい2~3週間後に初回のコーチングの日時を設定し、いよいよスタートとなります。
「いやぁ~、あれからもういろんなことが動き出して、かつてない3週間でしたよ~!!」
“え?! へ?! もう動き出したんですか?”
今度は、私がしどろもどろになる番です。
「あれから、いろいろ考えてみたんですけどね、このまま今の状態を続けるメリット、デメリットをまずリストアップしましてね、あと、自分の目標を毎日毎日書き出してるんですよ。それから、見ていただきたいのは、毎日の行動計画表を作ったんですよ。それで、やっぱり行動だ!と思いましてね、この3週間で新しい人30人と会いました。そしたらね、・・・・」
“はぁ! へぇ! すばらしいですね~!!”
ただ、あいづちを打つのみの私。(あの~、これから初回コーチングなんですけど~)
 
 『コーチをつける』という選択をしたところから、人はアンテナが立つのでしょうか? とにかく、クライアントさんたちの行動力には脱帽です。我が身を反省させられます。私、コーチにやるって言ったこと、まだやってないのに。。。あぁ、私も前進しないと!!
人って本当にスゴイです。そして、コーチングを通して、実はコーチが一番力づけられています。

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