コーチ石川の感動日記

145.「普通」っていったい???

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世界遺産アユタヤにて

 本当は書きたいことがいっぱい起きているんです。私の周りで。でも筆が追いつかない。とりあえず、日々の講演活動の中で、しゃべってお伝えしています。
今日は、そうですね、やっぱりタイの話からいきます。

 タイのガイドブックに『タイでは思い通りにいかないことが多い。逆にそれを楽しむべし』と書いてありました。なるほど!

 空港に着くと、頼んでおいたはずのお迎えの車がいつまでたっても来ません。う~ん、いきなりか。「ま、タイだからね!ここは!」
一緒に行った人は皆、コーチ。文句ひとつ言いません。

 予約していったはずのホテルで部屋がないと言われても、代わりにスィートルームを用意してくれることになったのはラッキーでしたが、キーがないので!マスターキーで開けると言われても、部屋に着いてやっとほっと一息ついた瞬間に電気がガシャン!と全部消えても、「ま、タイだから、ここは。日本と違うから」。で、道中ずっと楽しめました。「普通はこうあるべし!」というものを脇に置いて、「違いがあっていい」というところにいると何が起きても平気です。不思議と腹もたちません。

「明日の朝6:30にタクシーを予約したいんですけど」 え?明日の朝、拾えって?
「そうなんだけど、予約しておきたいんです。ここまで行きたいんだけど、どれぐらいかかりますか?」 え?30分???歩いても15~20分の距離だと思うんだけど。。。
「本当に?30分もかかるの?明日、日曜日の朝でしょ!」 日曜日の朝だから30分かかるって、よくわからん。。。
結局、予約を受けつけてもらえず、「ここはタイだから」と、つぶやいて断念。

 翌朝、ホテルの正面玄関に出てみてびっくり!!人、人、人、車、バイク、人、バイク、車・・・。祇園祭の宵山を思い出しました。そうか~、日曜日の朝って、サンデーマーケットの日なんです。ホテルの前で、市場がひしめき合って立っています。ここに、タクシーを定刻で呼ぶのはムリですよね。納得。

 日本で、日曜の早朝の街中、と言えば、かなり道がすいているイメージです。でも、バンコクの人にとっては、日曜の早朝は渋滞しているイメージなのです。当たり前のことですが、タイと日本は違う国です。「日本では普通こうだよね!」ということがあんまり通用しません。そもそも、我々が「普通こうだよね」と言っている「普通」って何なんでしょうか?ということをものすごく考えさせられる旅でした。

 「普通はできないよね」「普通は難しいよね」と、つい言ってしまいます。でも、今回の経験を思い出して、問いかけてみたいです。
「普通って何?」「本当にできないの?」「本当に難しいの?」「“簡単にできる”があってもいいんじゃないの?」

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なんだか癒されます
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日曜の早朝の様子
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お供え物も華やか

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