157.自分が源泉
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最近、ちょっと思うことがあります。けっこう不思議なことが起こるのです。「不思議」という言い方も変なのですが、今までとはいい意味で勝手が違うことが起きています。
今年も、覚悟して臨んだ大学の集中講義(ご参考:「感動日記」№.143)。きっと、初日の1コマ目なんて、ほとんど学生は出席してないんだろうな。きっと、堂々と遅刻してくるんだろうな。きっと、また最初は私語が多いんだろうな。寝る学生も多いんだろうな。でも、だいじょうぶ!最終日には、みんな全員出席してくれるはず!最後は、みんな起きて演習にも参加してくれるはず!今年の学生もだいじょうぶ。
初日に、教室に入ってびっくり!です。
え?!なんで、みんなもう来てるの?!
出席簿の9割がた、すでに着席しています。なんかいつもと様子が違うな~と思いながら、授業を始めます。
え?!なんで、みんな、そんなに静かに聴いてんの?!
かえって、こちらが恐縮してしまいます。
え?!なんで、そんなに熱心にノートとってんの?!
どうしたんだ?!今年の学生は~???
8月、どんなに忙しくてもやめられない仕事の一つ、高校生の就職カウンセリングに行っていました。また、私なりにあり方を作って臨みます。
「だいじょうぶ!どの生徒も、可能性を持っている。みんなすばらしい子にちがいない。私は背中を押すだけでいい」
不思議です。これまでは「就職する」という動機づけがまず必要な生徒ばかりだったのに、今回は、来る生徒がみんな、「働く」というところに立っている子ばかりです。
「高校卒業したら、働くと決めています。仕事があるなら何でもいい。自分にやらせてもらえることなら何でもやってみたいです」
泣かせるセリフです。なんで、こんなにいい子ばっかりなんだ~???
最近、ちょっと思うことがあります。
相手が変わったんじゃない。私が変わったんだ。
私が、これから向かい合う相手をどういう存在としてとらえているかによって、出逢う相手が変わってきたように思います。最近、困った人には、とんと逢いません。皆さん、すばらしい方がたばかりです。
「相手が」じゃない。いつでも「自分が源泉」なのです。