161.ただ「やるだけ」
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ホノルル:本当に景色が美しいです!
フルマラソンチャレンジの前日、「ホノルルマラソンセミナー」というのを現地で受講しました。セミナー参加者のほとんどが「初めて!」という方がたばかりのようです。
「皆さん、フルマラソンを完走するって特別なことだと思っていませんか?そんなことないんですよ。普通の体力がある人なら誰でもできます!」
おお!いきなり、私たちの枠組みをはずすお話です。
「歩いたらダメ!とか、遅いのは良くないとか思ってませんか?いいんですよ。ここはホノルルですから。ゆっくり景色を楽しみながら進んでいけば、必ずゴールできますから!」
おお!私も完走できる。かも!!
自分と未来に可能性が感じられると、人はにわか強気になります。不安げだった参加者の皆さんの空気が「早く走りたい!」に変わったのがはっきり感じ取れました。すばらしいセミナーでした。これだけでもホノルルに来てよかったとまず思えました。世の中、とかく、自分と未来を絶望させるアプローチが多いのが気になります。
「とにかくたいへんな状況だから覚悟して!」
「そう簡単にできることじゃないから、相当の努力が必要!」
これで人は本来の力を発揮できるのでしょうか。
出国前、師匠:岸英光コーチはじめ、お世話になっているコミュニケーショントレーニング北海道の皆様、「石川塾」の皆様の激励メッセージが入った応援旗が届けられました。びっくり!でした。まるで戦地に赴く気分になりました。本当に皆様のお気持ちに感動です。このような皆様に囲まれている我が身を心から幸せ!と感じました。
岸コーチからのメッセージ:「だいじょうぶ!ただ、走るだけだから」
なんだ~?!それ?!
さて、実際、完走してみての感想ですが、師匠のお言葉通り、
「ただ、走るだけだった」 です。
私は、ホノルルマラソンに行く前に、100m走れなかった私が、もしフルマラソンを完走できたら、「人間の無限の可能性」を身を持って証明できるかも!と思っていました。
でも、やってみて思いました。フルマラソンは誰でも完走できる。「できない」としているだけ。人間の無限の可能性なんて、フルマラソン完走どころの小さなものじゃない。「やるだけ」で「やれる」ことはもっともっとたくさんあるはず!
これが今回、6時間59分03秒の行程で学んだことでした。
とはいえ、やっぱりもっとトレーニングして行った方が、道中もっと楽しめるし、後の身体が楽!ということは申し添えておきます。そして、この達成は、ここまでご指導、ご声援くださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。充実感に満ちた2008年の良い締めくくりとなりました。
これがいただいた旗です! |
皆さん、走ってます! |
思わず涙、ゴールゲート! |