コーチ石川の感動日記

174.自分しだい

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いまどき珍しい学生さんに逢いました。
今年の高校生・大学生の就職内定率は70%前後。
あり得ないほど厳しい状況です。

「厳しい時代だよね」
「いえ、どんな時代でも、自分がどうであるか、
だけですから。
自分が何をしたくて、どう動くかしかありません。
それを見つめるにはいい時代です」
在学中に、コーチングと出会い、ものの見方・考え方が
ずいぶん変わったそうです。

とかく、時代や環境のせいにしたがる昨今、
このような学生を採用しないなんて、
本当にもったいない!!としみじみ感じました。

研修中、ご参加者の方から個別に、胸の内を
訴えられることがあります。

「うちの上司が、いつもこうなんです。こういう人の下では
もうストレスなんです」
「こんなこと言ったら、きっと、周りからこう思われるに
決まってるんです。そう思ったらなかなか言えなくて・・・」
「うちの職場も最近、どんどん雰囲気が悪くなってきて、
困ってるんですよね」

意識が、外側に向かっている人がなんと多いことかと
思わされます。
「あの人が・・・」
「うちの職場が・・・」
「世の中が・・・」

いや、たしかにそうなんですけど、
それを言ってどうなる?!
というのでしょう?
コーチングに触れるうちに、私自身も外側のことに
ほとんど反応しなくなってきたように感じます。

自分自身はどうしたいのか?どうありたいのか?
今、自分はどう感じているのか?
そこに向かって、自分は何ができるのか?
そして、自分は何をするのか?

そこに立っていると、周りを責めるとか、嘆くとか、
周りの環境に振り回されるとか、そういうことが
ものすごく時間の無駄のように思われてきます。

「自分の人生、他人しだい」
本当にこれでいいですか?

「自分の人生は自分で作れる」
というところに立ち続けられると
変にあせったり心配することもなく、
だんだん器が大きくなっていくように思います。
その器を作ってくれているのが、私にとっては
「コーチング」です。

コーチングを、単なる「コミュニケーションスキル」という
切り口だけで伝えるにはあまりにもったいないと
思います。
今回出逢った学生さんように、コーチングのスキルに
とどまらない「ものの見方・考え方」に触れていることは
同じ出来事に遭遇しても、得るものが格段に違ってくる
のではないでしょうか。

そんなコーチングの奥深さ、醍醐味をもっともっと
広くお伝えしたいと思うこの頃です。
200912sapporo
【今年は札幌と那覇で初詣】
雪の北海道神宮

201001naha2
那覇:波上宮
同じ神社でも北と南ではずいぶん趣きが違いますね。

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