203.使えるものはすべて・・・
ニュース
今年も、待ちに待った桜前線が北海道までやって
きました!
いろんなお花がいっせいに咲き始めるこの時期は、
雪国だからこそ、よりいっそう幸せを実感できる
季節です。
この春、新しいスタートを切られた皆様も、
少し緊張感がほぐれ、ほっと一息つかれている
ゴールデンウィークでしょうか。
先日、弊社に1枚のDVDとお心のこもった
お手紙が届きました。
以前、ご縁をつないでいただいた専門学校の先生
からです。
「石川先生の研修で教えていただいたコミュニケー
ションツールを最大限に活用して、2年間育て上げた
学生が、3月に無事修了しました。全員が就職を決め、
自分の夢を叶えて、さらに大きな夢を胸に秘めて社会に
旅立っていきました」
と、お手紙は始まっていました。
修了生を送り出すにあたり、2年間の成長過程を
収めた写真を編集して、1枚のDVDにまとめられた
とのことでした。
入学したてのまだ自信なさげな幼い風貌から、しだいに、
その道のプロとして、顔つきまでが変わっていく様子が
DVDから、手にとるように伝わってきました。
傍らで指導される先生がたの、厳しくも親身な姿勢には、
深い愛情がにじんでいました。
人が成長していく様を見られるのは、本当に感動する
ものです。そして、「ああ、こうして、日本の高い
技術力は継承され、高められていくんだな~」と感慨
深いものがこみあげてきました。
先生からのお手紙は、こう続きます。
「様々な言葉の中で、学生に最も心に残った言葉は
何かと聞いたところ、
『使えるものはすべて自分の中にある』
という言葉だそうです。誰もが困難に直面した時に、
外に答えを求めに行くが、実は、解決のヒントは
自分自身の中にあるものなんだよ、多くのことを
必死に学んできたんだから、これを使わないなんて
もったいないじゃないか、という話が最も印象的
だったと語ってくれました」
「ゆめかなひめくり」の中にあったこの言葉を、
先生が学生の皆さんに伝えてくださったことが、
とても嬉しく感じられました。
そして、「資源は自分の中にあるんだ」という
自己肯定感に、学生の皆さんが共感を持って
くださったことに、とても勇気づけられました。
人はもっと自分を信じてほしい。
ここまで生きてきた中には、たくさんうまくいった
こともあったからこそ、ここまで生きてこられたはず。
失敗したことも、意図通りでなかったこともすべて
自分の糧になっているはず。
自分がすでに持っているものをもっと信じてほしい。
もっともっと使ってほしい。
心からそう思います。
すばらしい先生と2年間を過ごされた皆様の、
今後のご活躍を、私は心から確信しています。
先生、感動のDVDとお手紙を、
本当にありがとうございました!
【札幌:円山公園の桜】