29.強みにフォーカスする
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子供たちでいっぱい:夏休みの大通公園
出張続きで、大好きな「感動日記の執筆」が滞っております。夏休みシーズン、8月に入ってからは、今度は道内の高校生の皆さんと過ごしている私です。日頃、管理職の皆さまとご一緒させていただくことが多いので、なんだかとても新鮮な毎日です。思えば、高校生の皆さんよりも管理職の方がたとの年齢の方が近かったりするケースも多く、、、『熱闘甲子園』を見ていても、「かわいいなあ~」と思ってしまう私は、いつの間にこんなに大人になってしまったの?としみじみ思ったりもするこの頃です。
高校生とご一緒する日々は、また感動の連続です。『自己PRを考えよう』の時間に、高校生同士が話しているのをそばで聴いていました。
「あ~、自己PRなんもないよ~。書くことないよ~」
“え? なんかないの~? あるって!”
「ないよ~。がんばったことぜんぜんないし~」
“絶対あるって! あるって考えたら見つかるって。なんかないの?”
「ないよ~。ぜ~んぜんない!」
“ほら、1年ときから体操部でがんばったことは?”
「がんばってないよ~。練習、まじめに出てなかったし~」
“Aちゃんのいいところは~・・・、そうだねー。明るいとこだよ!”
「そんなの普通過ぎて、ぜんぜんPRじゃないよ~」
“なんで? Aちゃん、友達多いやん。いろんな子の相談にいつものってたし・・・”
「・・・うーん、まぁ、そうだけど、、、」
“そうだよ! いつも、話聴いて、相談にのってるよね?”
「それって、自己PRになるのかな~」
“なるよ! 人の話ってなかなか聴けるもんじゃないよ”
「でも、人の話、私、聴くの好きだからな~」
“それ! ぜったい特技だよ。だから、友達が多いんだよ”
「そっかな~。そういうのって、まず、なんて、書いたらいいのかな~」
“だから~、まず~、・・・”
私が口をはさむことは何もありません。一人ひとりが、ちゃんと相手の「強み」にフォーカスできます。「ここが、あなたのいいところだよ!」 そう言ってくれる存在が周りに一人でもいること。これは自分にとって本当に大きな資源だと思います。
友達のアドバイスで、自己PRポイントを見つけたAさんは、模擬面接で自信を持って、自己PRしていました。こんな場面に遭遇する時、私は感動で面接官役であることを忘れそうになります。“あんた!すごいよ!やればできるじゃん!!” 思わず、叫びそうになります。
『人は、光を当てた部分が大きくなる』 もし、うまくいっていないところに光を当てたら・・・?
私はコーチなので、これからもその人の強みにスポットライトを当てていきたいと思います。
なぜか、すでに栗が・・・