コーチ石川の感動日記

71.コーチが夢を語る

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ただただ美しい残雪の岩手山

 いつか行ってみたいところの一つだった盛岡へ、私の背中を押したのはあるコーチとの出会いからでした。昨年コーチングの勉強を始められたHさんは、「第二の人生はコレだ!」と直感され、熱心にコーチングの習得に励まれました。Hさんよりずいぶん若輩の私に対しても、コーチの先輩として、謙虚に、しかし貪欲に教えを乞うHさんの姿勢に、私は何度も心を打たれました。このHさんが絶賛する盛岡とはどんな場所なのか?とても興味を持ちました。

 すばらしいのは、このコーチングに情熱を注ぐHさんの姿に影響され、Hさんのお嬢さんまでコーチングの勉強を始められたことでした。これはなかなかすごいことです。今回の盛岡旅行で、お嬢さんにもお会いすることができ、コーチング談義に花を咲かせることができました。お父様同様、まことに礼儀正しく前向きでさわやかなお嬢様です。また、奥様までご一緒くださり、一家で歓待してくださいました。

 盛岡の地では、まだまだコーチングが認知されていない状況で、コーチングを学ぶ機会も少ないということです。この美しい街で、新緑をわたる風のようにさわやかなお二人がコーチとして活躍する。父娘で一緒に盛岡にコーチングを普及する。いいかも!
考えただけでもわくわくしてきました。

 京都の鴨川を彷彿とさせる中津川のほとりで食事をしながら、Hさんとまたひとしきりコーチングの話で盛り上がりました。気づくと、6時間も語り続けていましたので、お店のご主人もあきれていらっしゃいました。
“Hさん、ぜひ、盛岡でコーチングを広めてください。Hさんはすでに盛岡のパイオニアです。お嬢さんと一緒にコーチングの第一人者になってください”
「え? そうですね。そうなりたいですね~」
“将来ね、盛岡でパァ~っとコーチングが広まる。その火付け役は誰かって言うと「H親子だよ」って言われるようになりますよ。それで、「どうやら、あのH親子のバックには札幌の石川さんっていうコーチがいるみたいよ」って言われる。これがね、私の夢なんですよ~”
また、調子よく私がしゃべってしまいました。
「・・・はぁ~、なるほど。いや~、感動しました」
“あの、感動は私の専売特許(?)なんですけど”
「石川さんにそう言われると、にわか現実的な感じがしますね!なんかモチベーション上がってきました!」

 そういえば、私が京都から札幌に引越してきたばかりの頃、私のコーチにも言われました。
「あなたは、北海道一のコーチになる人だ。あなたが北海道に引越してきたおかげで北海道にコーチングがもっと広まるんだよ」
何をもって一番と言うのかは未だによくわかりません。でも、札幌に何のビジネスの基盤も持たないままスタートを切った私の背中を確実に押し続けた言葉でした。
たまには、コーチがプレーヤーに夢を語ってあげる。これ、けっこういいかもしれません。

 あたたかいHさんご一家、美しい盛岡の地に、心から感謝です。ありがとうございました。

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小岩井農場の羊たち
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まるで京都?!中津川河畔
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満開*盛岡城址の桜

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