73.コーチは予言者?
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札幌もようやく開花*でも、ちょっとまだ寒そう・・・
大阪でのセミナー・レポートを続けます。3日にわたるセミナーの一番最後にやったコーチング・ロールプレイでの出来事です。私のコーチ役はOさんでした。硬派な印象ですが、ユーモアもあり気さくな男性です。見かけによらず(?)甘党で、2日目のセミナー後、一緒にケーキも食べました。
コーチングのテーマは、「今回学んだコーチングを今後どう活かすか」という内容だったと思います。Oさんのコーチングは、明るく包容力のあるコーチングです。最後にOさんがこんなことをおっしゃいました。
「多分、今後、あなたがコーチングをする中で、クライアントさんから『コーチ、変わりましたね!』と言われると思いますよ」
“え? 私が?ですか? たしかに3日間、学ぶことはたくさんありましたけど、自分ではそんなに変わったって感じはしないんですけどね~・・・”
「絶対、言われますよ!」 やけに力強いOさんです。
“え? どんなところが変わったって言われるんでしょう? どう変えたらわかってもらえるんでしょう?” コーチの性でつい質問をしてしまう私です。
「いえいえ、そのままでいいんです。あなたは何もしなくてもいいんです。でも、きっと『変わった』と言われますよ!」
“はぁ・・・” いまいち、釈然としない私。
「一つリクエストなのですが、今後、クライアントさんから『変わりましたね』と言われるようなことがあったら、私に報告してくれませんか?」
“あ、はい。します。” 釈然としないまま、一応約束をする私。
セミナー終了後の夜、私は大阪市内のホテルで、いつものようにコーチングの電話を受けていました。話し始めて3分も経っていない頃、クライアントのHさんが、
「石川さん、なんか、変わりましたね」
“え!ええぇ~~???”
世の中、こんな絵に描いたような出来事って起こるもんなんでしょうか?
数時間前に、私はOコーチから予言されたばかりなんですけど・・・。Oコーチの言葉を意識していたわけではありません。なのに、こんなに早く現実になるの???
“Hさん、ちょっとびっくりしてしまいました。実は、今日参加したセミナーで、・・・・。”
「へぇ、そんなことがあったんですか?そうとは知らず。でも、本当に今日は違うなって最初から思いました」
“あ、あの、どんなところが?”
「ん~、そうですね。言葉ではうまく言えませんが、声の質感、かな。いい感じですよ!」
セミナー後で、まだテンションが高かっただけかもしれません。ホテルの電話回線にも少なからず要因はあったかもしれません。それにしても・・・。
コーチング終了後、すぐにOコーチにメールで報告しました。こんなことって本当にあるんですね。私もOコーチのような不思議なコーチングをしてみたいです。