コーチ石川の感動日記

82.この人と話をすると・・・

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暑い夏に涼しい写真をどうぞ!:旭岳は雪でした

 「石川さんは、なんでいつもそんなに元気なんですか?」、「人の話をずーっと聴いているのってストレスたまりませんか?どうやってストレス発散しているんですか?」
よく訊かれる質問です。皆さん、一様に不思議そうな顔でお訊きになります。
“だから、私にもコーチがいます!”
「なるほどぉ~」
私が即答すると、一瞬で、皆さん、深く納得してくださいます。

 コーチと言えども、1週間生きている中でいろんなことがあります。いろんな感情がわいてきます。常に「プラス思考!」でいられない時だってもちろんあります。

 “本、書いてるんですけど。なんか不安になるんです。内容、薄いかな~って。もっと構想何年!とかって取材もたくさんして、分厚い本にしないと世の中に出しちゃダメなのかな~、なんて思っちゃうと、止まってしまうんですよね”
「あのさ~、分厚くて難しそうな本って買いたい、って思う?」
“はぁ、・・・そう言われると、そうですよね。まぁ、薄くてもいいとは思うんですけど、それほど特殊な内容かっていうと、ごくありふれたネタだし、そんなに『感動もの~!!』って感じでもないし、って思ってしまって・・・”
「だから、いいんじゃないの? ごくありふれたネタを使って、『これなら、私もやれる!』って思わせるのが石川さんのねらいでしょ。感動するけど私にはできない、っていうようなこと書いてもしょうがないじゃん」
“そうですね!”
「そうそう!薄い本、書こうよ!」
“そうですね!厚けりゃいいってもんじゃないですよね!”
これで、また私のモチベーションが上がります。

 コーチと話した後、いつも、確実に自分が元気になっているのがわかります。コーチに電話をかける前まで、何をウダウダ言っていたのかと思います。『この人と話をすると、確実にやる気になる!』 これがコーチの存在だと私は解釈しています。

 初チャレンジの仕事に臨むときなど、ちょっとした勇気が要ります。そのとき、私はコーチの顔を思い浮かべます。“だいじょうぶ!コーチがついている!”
不安になったり、後悔したりするときもあります。そんなときもコーチの顔を思い浮かべます。
“ま、いっか。今度、コーチに聴いてもらえば”
そう思った瞬間、もう半分以上立ち直れています。

 コーチングはとかく『質問のスキル』ととらえられがちです。
「うまく質問できないので、コーチングは難しい」という声もよくお聴きします。いいんです。変な質問できなくても。あなたと話した後に、相手が確実に元気になっていること。前に向かう行動を起こしていること。これが本来のコーチの役割ではないでしょうか。

 『誰かと話をした後、その人を確実に元気にしていますか?』
いつもこの問いを、私は自分自身に投げかけています。

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