コーチ石川の感動日記

89.今年も感動:ありがとう!

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 19日(金)の夕方:仕事で立ち寄った札幌市役所のロビーは、黒山の人だかりでした。甲子園のテレビ中継を皆が熱心に見つめています。準決勝、延長戦最後の守りに入ったところでした。思わず、立ち止まり一緒になって観戦。最後の三振に、皆で拍手喝采!今年も、駒大苫小牧高校が決勝戦進出を決めた瞬間でした。

 20日(土)の午後:よりにもよって、なんでこんな日に予定が入っているのか?15時までテレビ中継を見て、後ろ髪引かれつつ、勝利を信じて外出。地下鉄大通駅のホームで電車を待っていると、通りすがりのおばちゃんが、
「今、勝ったそうですよ!」。携帯電話を握り締めて教えてくれました。
“え?ホントですか?”
「ええ、今、うちから連絡がありました!」
“そうですか~。よかったですね~”
「本当にすごいことですよね~」
しばし、通りすがりの者同士で盛り上がりました。
街行く人たちと、道民同士の一体感を感じる場面をここ数日何度も味わいました。

 帰宅して、ビデオ録画を見て、さらに感涙。勝っても負けても泣ける。これが高校野球の醍醐味です。「この試合しかない。これに負けたら夏が終わる。今しかない!」。この想いで、全力を尽くす選手たち。どんなゴロでも全力疾走。ヘッドスライディングでベースに飛び込みます。負けても悔いはないでしょう。

 今年も、駒大苫小牧の選手たちは、「あきらめない気持ち」を教えてくれました。終盤に5点差をつけられても逆転する。「もうムリ」,「そんなこと普通できない」という壁を突破していく勇気を与えてくれました。「あきらめなければやれる」。去年の優勝に力づけられて、会社を再建した方もいらしたそうです。まだ若い選手たちがどれだけ多くの道民を力づけたかは計り知れません。

 自分が「やる!」と決めたことを「やれる!」と信じて全力を尽くす。その姿にこそ、人は感動し、力づけられるのでしょう。今、私たち大人はどれだけの想いで目の前のことに向かえているのでしょうか。「やる!」, 「やれる!」というところに立っているでしょうか。この選手たちに負けないぐらい多くの人を力づける仕事をしたい!またテンションを上げている私がいます。

 この夏も、北海道に優勝旗を持ち帰ってくれてありがとう。大きな感動、ありがとう!

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